漢方薬と一言で言っても、色々な剤型があります。生薬をそのまま粉にした製剤、当帰芍薬散など最後に「散」とつく処方は本来そのようにして作られるのが本当です。
また八味地黄丸など最後に「丸」とつくものは生薬をそのまま粉末にし、それをハチミツなどで丸薬にしたものです。
最後に葛根湯など最後に「湯」とつくものは、その処方の生薬を、グツグツと約40分くらい煮出して、その液を飲む製剤になります。漢方薬の中ではこの~湯とつくものが一番多いです。
薬局、薬店で見かけるエキス剤というのが一般的ですが、このエキス剤は、上記の本来の作り方に関係なく、漢方処方を煮出して、それを乾燥し、
粉末にして、エキス製剤として製薬メーカーが作っています。
当店では、漢方薬のエキス剤も販売していますが、煎じ薬の方がいいなと思う方には、「煎じ薬」をお勧めしています。
エキス剤と煎じ薬の違いは一言でいうと、「効き目の差」ということになると思います。乾燥して粉末にする前の煎じ液には、香りとともに成分がたっぷり含まれています。
そして、液体ですので吸収率もよく、効果を体感していただくのも早いです。処方の微調整もできます。
わかりやすく言うと、エキス剤はインスタントコーヒーで、煎じ薬は本格的なドリップコーヒーという感じです。
一般的に効果は1.5倍くらい違うと言われます。煎じ薬を服用していただいていた方が、調子が良くなってきたのでエキス剤に変更されたところ「やっぱり煎じ薬の方が効果がいい」と言っていただく事があります。
煎じるということは、忙しい現代人にとって大変なことです。忙しくて煎じることが出来ないので継続できないようなら、エキス剤にした方が良いかと思います。
しかし、当店では2年前より「煎じ代行」を始めましたので、煎じ薬を気軽に飲んでいただく事が出来るようになりました。
それからは、漢方薬の本当の効果を体感していただいています。
レトルトパックのような煎じ薬を気軽に継続していただく事が出来ます。
漢方煎じ薬は時間をかけてご相談させていただき、その人に合った漢方薬をお作りさせていただきますので、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
できれば最初はお電話でご相談させていただきたいと思います。